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学校の教員から民間企業へ転職した私

前職教員から民間企業に転向した気づきを日々投稿しております。

私が教員を辞めた理由②

副題:学校の先生、世間の評価は容量悪い割に態度が横柄という印象です。

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残念です…

こんにちはこんばんは。元教員です。だいぶ日が開いてしまいましたが、前回の投稿に引続き、今回も、私が学校を辞めようと決断した理由をお伝えします。

前回内容はこちらです。

sensei2ndcareer.hatenablog.com

 先に言うと、私の投稿の中では・・・

教員が「忙しいから辞めた」

教員が「ブラックだから辞めた」

という主旨はございません。

その手の内容に共感したい方は、どうぞ、普通の教員の愚痴ブログを読んでください。

 

また、今回は少し違った角度で「日常的にある、教員の民間(外)の方々への接し方」という切り口でまとめてみました。

 

私は、人として普通の感覚を失いたくなかったことも教員を辞めた理由の一つと言っても相違ないです。

 

理由②を事例から紹介してまいります。

 

当時自分が若手教員なりに抱えていた違和感と今現在に繋がる確信の両方が混在しておりますが、気になるところだけ抽出していただければ幸いです。

思い当たる点がある現職の先生方は、どうか、あなたのキャリアと未来の学校のためにも最後まで読まれることを推奨します。

あと、最近教員になられた新卒の方々にも特別コンテンツを最後に書きました。

 

  • 私が教員を辞めた理由②
  • 理由② - 1:能力が低い割に外部の方々に対して失礼
    • 事例から学ぶ
    • 関係者から学ぶ
    • 具体例から学ぶ
      • ①挨拶しない
      • ②偏見甚だしい
      • ③元気がない
      • ④名前を覚えない
      • ⑤時間を守らない(or アポを把握してない)
      • ⑥メールや資料を見ない
      • ⑦分かった・知ってるフリをする
      • ⑧無駄話が長い
      • ⑨タメ口
      • ⑩ミスを認めない(部下)
      • ⑪ミスを認めない(上司)
      • ⑫期日を守らない
  • まとめ② - 1
  • 理由② - 2:若手(当時の同期)も口ばっかり
    • 声高に提唱する現場の課題
    • 同調主義は思考停止
    •  悪魔の代弁者(Devil’s advocate)になれるのか
  • 元教員ブロガーの紹介
    • はじ@元体育教師の挑戦!!ブログ書いてます。
    • さとる@教師からの転職
      • 目の前のことに集中できない人間に教育を語る資格があるのか
      • なぜここまで言うのか
      • 辞めたいなら辞めていい
  • まとめ② - 2

理由② - 1:能力が低い割に外部の方々に対して失礼

事例から学ぶ

例えばこのような場面。思い当たる節が度々ございます。

見た目で判断してはいけないと子どもには教えているんですけどね。次。

 

書くのもどうかなと思いますが、自己責任なのでOKでしょう。

 

いずれにしても、どうしても伝えたかったんでしょうね。

 

関係者から学ぶ

こういう記載をすると…

 

「そんなの一部の世間知らずの教員(職員)だけだ!撤回しろ!針小棒大だ!」

「あんたが見てきたのはごく一部の学校だ!他は違う!」

 

などと批判が殺到しそうですが、学校に出入りされる方々に「正直(ぶっちゃけ!)どう思ってます?」と聞くと、大半の方が、

ここだけの話、正直ほんとはイライラしてもう行きたくないですww

と返答されます。

悲しいですね。現役教員の皆様が日頃お力を頂いているはずの企業様、関係者様からの正直な声です。ひょっとすると、あなたの学校の生徒を通わせているお家の方かもしれないのに。

ではどんな方々がそういった感情を抱いているのか。具体的には…

 

・サブコン(設備工事関連会社:電工、空気調和、衛生設備、消防設備など)

・旅行会社

・出版社

・教育サービス関連会社

・医療関係者や病院(カウンセラー等のメンタルクリニックを含む)

・システム関係者(SIer・SE)

・PTA(学校が思う以上に「先生たち厄介だな」と思ってる方は多いです)

先生方がこれまで関わりを持たれた、ほぼ全ての業種・関係者です。言葉は厳しいですが、彼ら彼女らは以下の理由で先生方を変わった生き物として認識しています。

 

具体例から学ぶ

どんなところに先生方の態度の違和感を感じるのでしょうか。

以下これまでリサーチ、または目撃してきた事例です。

①挨拶しない

 

「こんにちは!」と元気よく職員室に来られる方々をよく目にするかと思います。

先生方、ちゃんといらっしゃった方々に対して人として最低限度の挨拶返していますか?

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私が教員を辞めた理由①

こんばんは。元教員です。今回は私が学校の教員を辞めようと決断したきっかけをお伝えします。

 挑戦の転職

決して教員という仕事が辛かったから辞めた訳ではありません。大勢の子どもを相手にしている方々を今でも大変だな、とは思います。

ただ、ある時から、学校の教員でいることに魅力を感じなくなってしまいました。

広告代理店 × 教員

当時、学生の頃から通っていた地元のバーである大手広告代理店の男性とお知り合いになりました。ちょっと年上のお兄さん的な存在です。

 

一般的に考えて、かなり異色な組み合わせです。双方の立ち場を考えると、なかなか接点を持つ人間同士ではないかと思います。

影響力の大きな方です。結果的に自分が転職したという点で言えば、これも一つの大きなご縁であることは間違いないです。

教員は特別なのか

そのお店で何度も彼と楽しくお話をしてきました。

私も仕事の愚痴をこぼすこともありました。

最近学校が、教員が、どれだけ大変なのか云々。

ある時でしょうか。一通り話を聞いた彼がサラッと言ったことが

 

学校の先生?だから何?

大変なんだー へー

 

その日ほど彼に腹を立てたことはありません。

この人はなんて世間知らずなんだ!薄情者め!

という感情を抱いたこと、今でも覚えています。

先生!と呼ばれること

一方で、教員のみなさんは誰しも経験があると思いますが、外の飲食店等でみなさんは何と呼ばれていますか。

そう呼ばないでください、とお願いする方も多いかと思いますが、「先生!」と呼ばれる方もいるのではないでしょうか。

 

昨今、学校や教員の問題を取り上げる報道が増えたこともあって、こんな会話も多いかと思います。

 

「お仕事は何されてるんですかー?」

「あ、学校の教員なんです…。」

「へー!凄いですねー!」

「いやいや、そうでもないですよ。ふつうです。」

「中学校ですか?高校ですか?それとも小学校?」

「えー、◯学校なんです。」

「そうですかー、大変ですよねー」

 

別に自分はそんなに凄くもなく、大変でもない。なんとなく自惚れたくないなと思っていたつもりでした。

ただ、いざ「先生?だから何?」とまで言われると無性に腹が立ちました。今思えば、それが自分の本心だったのでしょう。

 

どこかで自分は社会的に評価されるべき凄い仕事をしていると心の底で思っていました。巷で言うところの「教員はプライドが高い」というところは、まさにここから来ている習性なのだと思います。

学校の先生で、とりわけ男性の方で思い当たる節があれば下記のようなサイトをご覧になっても良いでしょう。もう年齢的に手遅れな方も多いかと思いますが。

woman.mynavi.jp

 

折られる経験

その方に吐露したことでもありますが、教員はかなり特殊な環境下で仕事をしています。

端的に言うと、余程の服務規定違反でもしない限りは怒られる、上司に詰められるということがほとんどありません。

企業の場合は稼ぐことが最大の目的で、中途半端なことをすれば会社としての存続に関わります。そこに妥協はありません。目的を果たすため、泥臭く、工夫することを惜しみません。

対して、教員は「なぜ結果を出せないのか」と詰問されることは、特に公立学校の場合はまずありません。あっても、同僚からのやっかみ程度です。

 

上の立ち場で子どもに指示することが日常である教員は、結果を出せない不甲斐なさから折られるという経験・耐性が圧倒的に不足しています。

大変な仕事は他に山ほどある

教員という職は確かに大変です。世間からのおよその評価はそういうものです。

ですが、大変な仕事は他にいくらでもあります。それは雇用形態がブラックかホワイトかという次元ではありません。問題は働く質の話です。

自分が教員でいる価値を探す

大変なのは自分だけではない、ということが腑に落ちるようになってから、教員という仕事が何倍にも楽しくなりました。それだけ慌ただしく、忙しくもなりました。

それは、なぜ自分が教員でなければならないのか、という価値を探すことにシフトできたことにあります。

私の場合は一人でも子どもに寄り添う時間を確保するために、できる校務削減に勤しむことでした。具体的な方法については今後書いて参ります。

もっとハードな環境へ

今先生方の目の前にいる子どもたちの大半は教員になることはありません。

先生方が全く知ることのない世界へ旅立ちます。

私は、子どもたちに未来の可能性について語るのであれば、相応の責任を持って向き合いたいと思うようになりました。

また、教えるのでなく、自分が外の世界でどれだけ通用するのかということを確かめてみたくなりました。これが大きな転職理由です。

とりあえず人の話は素直に聞きましょう

私の転職は、教員の中で言えば極めて特殊です。

それは、転職エージェントでもなく、同僚でもなく、優しい聞こえのいい言葉を並べる人とは全く異なるタイプの人間と出会えたことにあります。

 

もしかすると、みなさんも教員として活躍しながら、すでにそんな方々に出会っているのかもしれません。どうかそのご縁を大切に。またとない運とタイミングです。

覚悟もなく転職はしてはいけない

今の仕事がただ辛いという理由だけで転職することをオススメしません。

とりわけ、全く畑の異なる民間企業へ進むのであれば、膨大な準備と覚悟が必要です。

雇う方も、全くの未経験の第2新卒以上を雇うのもリスクでしかありません。

 

案外、そのまま先生でいた方が結果的に幸せということも考えられます。

一人でも甘い言葉と思い込みに囚われず、目の前のことに精一杯取り組まれること、それを願ってやみません。

 

次回、私が教員を辞めた理由②へ続く

いいから、学校の先生・教員は黙ってSlack使え

 

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はい。こんにちはこんばんは。ただの元教員です。

教員の働き方改革のために、一人ひとりのモチベーションをみんなで変えよう!!とか…

刺さらないですね。その発言の効果は0(ゼロ)に等しいです。

 

今回の話題ですが…

報告が90%以上で2時間を超える職員会議とか、いい加減サヨナラしましょう。

働き方にイノベーションを起こしたい教員だけ最後まで読んでください。 

 

 

 

☆変容する報告・連絡・相談

教員の雑務多すぎ!

確かに20年前と比較しても教員に求められる質と量は増大したことでしょう。生徒や保護者、ひいては教員の質もこれまでとは全く異なるのですから。

ですが、そんなことは何も教員に限ったことではありません。グローバル社会の中で「あの時のような余裕のある仕事がしたい」と願っても戻れることはありません。ガラパゴス携帯も消滅したのに等しいのが現代ですから。

 

そんな中、現代はVUCA(ご自身で調べてください)の時代と言われています。常に予期せぬ事態が頻発していく中で情報の共有が頻繁にないことは致命的な事態を招きます。

学校の先生の中で、会議のための会議資料を作って配ることが仕事だと思っているのかな?とこちらが思ってしまう方が割合多いように思えます。それ結果的に紙の無駄なのに…

 

 こまめに迅速に的確にチーム全体情報(問題やタスク)共有をすることが不可欠です。これができない限りは仕事の質も向上しませんし、シワ寄せられた雑務からもいっこうに解放されません。

 

 

断言します。学校の教員ほど報告・連絡・相談にはSlackを使うべきです。なぜならSlackと複雑な校務の親和性が極めて高いからです。

 

【効果の例】

私の場合は職員室での私宛の内線電話がほぼ消えました対生徒、対保護者、対同僚教員において強固なコミュニケーションを構築できることを約束します。

使い方によっては新任教員の指導資料にもうってつけです。

 

では、以下解説です。

 

☆Slack(スラック)とは何か

Slackとは何でしょう。実はSlackというアメリカ合衆国に本拠地を構える会社が提供するサービスのことです。

get.slack.help

☆Slackとは何か(先生!リベンジです!)

はい。正直よく分からないかと思います(笑)

一言でいうとビジネスに特化したチャットです。LINEグループでの会話を思い浮かべていただければ一番わかり易いでしょう。

 

☆SlackでなくLINEで事足りる?

LINEグループでの会話と言われた瞬間に先生方はモヤモヤした思いがあるでしょう。

 

・「いや、既に同期メンバーとか教科や分掌でLINEあるし」

・「保護者や生徒との部活のやりとりも今はLINEなの、あなた知らないんですか?」

・「でも実際はLINEとかいう前にガラケーの先生結構多いんですよ」

・「こういうのって結局どれも同じなんじゃな…」

 

そんな返答が来ることくらいこちらは百も承知です。いいですから、黙って先までよんでください。先生ですから人の話は最後まで聞きましょう。

 

☆SlackとLINEの最大の違い

 実際の画面を見た方がイメージしやすいかと思います。画像は私が担任をしていた際に使用していた「ワークスペース」です。

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Slack 学級用ワークスペース

見ていただければ分かると思いますが、左側に「チャンネル」という項目があり、その中には「テスト」「委員会」「行事予定」「部活動」などが整然と並んでいますね。

Slackはこの「ワークスペース」と「チャンネル」の仕組みが分かれば基本を網羅できます。

  • ワークスペース・・・LINEでいうLINEグループ
  • チャネル   ・・・そのLINEグループの中で絞りたい話題項目

 

LINEグループの最大の欠点は、目的ごとにその都度グループを作らなければなりません。例えば、友達の誕生日会を企画するグループと仕事のメンバーグループ、家族のLINEグループ、それらが一つの端末(まあ大概スマホですかね)に混在することとなります。下記のような「通知が煩わしい!」という現象も頻発しますよね。

関係がこじれるかも!“正直うざい”と感じるLINEグループのあるある|「マイナビウーマン」

☆Slackのワークスペースとチャンネル

例えば、教科ワークスペースを作成する場合、みなさんであればどのようなチャネルを作成して教科内の教員に情報共有したいですか?

「年間指導計画」「小テスト」「定期テスト」「補習」などでしょうか。

 

このように、この話題のこの情報の共有は、オンラインのこの場所でしましょう!とした方が仕事における思考がスッキリしませんか?自分たちの業務を細分化して検証する上でもSlackでグルーピングすることは極めて重要と思えます。

 

☆Slackのワークスペースとチャンネル_細かい設定

Slackの大きなメリットは、そのワークスペース(大項目のグループ)を新規開設した代表(プライマリーオーナー)がチャンネル単位でこまかく機能を設定できることにあります。

また、そのチャンネルに参加している1メンバーも自由にチャンネルの設定を変更することができます。具体例を抜粋します。

  • ワークスペースに参加しているメンバーからチャンネル参加者を自由に指定できる
  • 希望者が参加できるチャンネルや承認のない者が閲覧ができないチャンネルを作成できる
  • チャンネルごとに通知先(PC、携帯)や通知の有無を変更することができる

また、チャンネルで意外と忘れがちになる恩恵は、たとえそのチャンネルに途中から入った参加者でも、これまでのやりとりをほぼ全て閲覧することが可能(※)という点です。これはとても有り難い。

そのため、新任教員がワークスペースに入り、先ずはこのチャンネルの仕事から始めてほしいという場合は、「これまでのやりとりを見て学んでください」と言えることになります。そのチームの文化を良い意味で保つためにも大事な機能ですね。

※無料版では直近メッセージ10,000件までの表示が可能

☆Slackのグルーピング自体が業務の精選と刷新

従来は校務分掌から人を抜粋して、本当に必要なのか分からない小委員会をたくさん作って、会議室や教室を予約して、その予約を整理する係がいて、一生懸命作成した資料を順番に机に並べて、時間をめい一杯使ってみんなで喋る、という形だったかもしれません。

 

そんなことやっていたら、いつまでも仕事は終わりません。

 

紙になって印刷されて初めて共有される情報なんて遅いのです。情報はナマモノです。可能な限りチームメンバー全員にオープンに開示すべきです。

加えて、個別に指導と面談を重ねる学校の先生が、みんなで揃って会議を幾度となく開くこと自体がありえません。上手くいっていないところは職員会議も寝てる方多いんじゃないでしょうか。

 

ワークスペースからチャンネルを設計することは、自分たちの業務全体を俯瞰することでもあります。ですから、チャンネルとして資料を共有し報告・連絡・相談するくらいなのであれば、わざわざ◯◯推進委員会などの会議スペースと時間をリアルに設ける必要がない訳です。

☆Slackの媒体

Slackは携帯からでも、スマホのアプリからでも、PCからでも、あるいはインターネットの各種ブラウザからも操作することができます。公立だと、校内・職員室がインターネットに繋がらないという暴力のような職場環境がまだまだあるかと思いますが、先ずは教員個人間で実践できるところまで試してはどうでしょう。

☆Slackは無料プランからビジネスプランがある

無料のプランで全く不足はありません。もう導入するしかありません。

ちなみに、教育関係の団体支援(ユーザーサポート)もSlackは行っているようです。有料版を検討しても良いですね。

get.slack.help

◯休憩

ここまで長々Slackを学校で使用するメリットについて記述していますが、企業の業態にもよりますが、民間企業でSlackなんて珍しい話でもなんでもないんです…

でも、そのリテラシーの乖離(遅れ)が仕事へのやりがいを蝕んていることは間違いないと私は確信しています。教員だった私が思うのです。ホントです。

 

さあ、もう少しです。これまでの分からなかったことは自分で調べてください

ここからはやや発展編になります。

そして、Slackの最大の強みは目次の最後にあるように「(外部サービスと繋ぎ込みができる」点にあります。

 

★Slackの権限と管理

「Slackのワークスペースとチャンネル_細かい設定」でもお話したように、そのワークスペースを新規作成した人間はそのグループの「プライマリーオーナー(以下オーナー:責任者)」となります。

有料版であればオーナーはそのワークスペースの料金の支払いを行います。ありとあらゆる設定の権限をオーナーは持ちます。

プライマリーオーナーは自分の下に「オーナー」と「管理者」の役職をメンバーに権限譲渡することが可能です。

 

例えば、先程例示した教科会のワークスペースであれば、そのワークスペースのチャンネルの作成やメンバーの招待をプライマリーオーナーだった教科主任が一人で全て行なうことを考えてみてください。それは少々負担です。

 

ですから、オーナーの引き継ぎ(異動や退職)やサポートの立ち場の人間として自分の「オーナー」の権限や「管理者」の権限を譲渡できるようになっているのですね。よくできています。

get.slack.help

★Slackと各種アプリ(外部サービス)との連携

 もうグッタリですか。でも自分で手探りに調べた方がもっと大変だということを忘れずに…

Slackがビジネスチャットコミュニケーションツールとして評価が高い最大の理由は他の外部サービスと連携させることも可能だからです。

 

先ずはこちらの動画を御覧ください。英語ですが、雰囲気で理解して頂ければ幸いです。

 


Connect Google Calendar to Slack Automatically: How to Create an Integration & Reminders in Slack

 

お分かりいただけたでしょうか。

本来Google CalendarGoogle社が提供している、Slackとは全く異なる製品です。そのはずが、Google Calendarに登録した予定の情報がSlackのメッセージとして通知されます。

Twitterではどうでしょうか。私はオフィシャルな部活用のTwitterアカウントと、部活動の部員、部活動の保護者のワークスペースのチャンネルに連動させていました。

 

大会情報を広報係の部員が原稿メッセージを私に送り、Tweetを発信するとたちまち生徒本人らも保護者も反応を示してくれます。

 

こういったことは本来立ち話や本人を介して行なうべきでしょう。しかし、先程も述べた通り、情報はナマモノです。厄介事になるようなことでない限りはなるべく早めに共有する方がお互いのためでしょう。勿論、管理職や上長の許可はないとダメです。

 

外部サービスとの連携についてはこちらのサイトを御覧ください。

boxil.jp

最後に

Slack導入します!と言っていただければ幸いです。

Slackに固執してるわけではなく、具体的に解決意識を持つことが大切です。

 

ただ、学校の先生はITの話をするとおおよそ次のように言います。

 

へー。どうやって使うの?教えて?

 

イノベーターになりたい貴方。その言葉は禁句です。自分で調べてください。

 

現役の際は嫌というほどこの言葉と闘いました。腹の底では「いやいや、キーワード提示したんだから先ずは自分で調べて…」という気持ちが拭えなかったです。細かい操作や設定の相談などは喜んで協力しますよ?今はどうかな…

 

ツールは自分で使ってみる以外に勉強できません。自転車の乗り方を長々と説明されて立ち漕ぎができるようになるのでしょうか。

 

骨のある人が、一人が十人、十人が百人になることを願っています。では、またいずれ。

授業が怖い!でも好き!という方が好き

 

こんばんは。第二の人生を歩んでいる元教員です。

連日連夜、教員の働き方改革、とりわけ部活動の在り方への議論が絶えないですね。鴨頭嘉人さんは以前として勢いがありますね。ちなみに私は自己啓発本は買いません。広告だけでお腹一杯です。

 

今回のお話は「授業」に関してです。

教員として、当たり前のことですので、こうして書くこと自体も少々憚られるのですが、敢えてこのご時世の中で書かせていただくと…

 

先生の仕事で最も重要視されることは授業であってほしい

 

私はそう考えております。学習指導要領にもあるように、教科指導から教育とは何かを問うてほしいです。その原点に帰ることが結果的に今現場で叫ばれている教員の働き方の改善に直結するのではないかと考えております。先生方の「当たり前」も案外見えないことも多いかと思いますので。

 

学生時代のアルバイト

授業から少し脱線しますが私の大学生時代のアルバイトについて説明いたします。

高校在学中から教員志望でいながら、大学に入学した最初のアルバイトは塾講師ではありませんでした。時間が膨大にあるため、少し寄り道がしたいと考え、派遣に登録し居酒屋等の飲食からイベントスタッフ、運送業など色々なお仕事を経験させていただきました。トラック運転手のお兄さんにご馳走していただいた車中の牛丼の味は今でも忘れられません。

そのまま業種を転々とすることも考えましたが、やはり教員になるのであれば授業力がないと仕方ないと思い返しました。塾講師(時間講師)を始めたのは大学2年生を終えようとしていた頃です。

 

塾講師としての最初の挫折 原体験

漠然と、喋ることに自信を持ってエントリーした塾講師。今後の修行のためと考え集団授業を希望しました。初回授業の緊張と不安や根拠のない自信と期待は今でも忘れません。研修は勢いで乗り切っていました。そして、最初の授業対象は中学2年生でした。実のところ、子どもたちを甘くみていました。結果的にそのツケをすぐに払うこととなります。いざ本番になって…

 

緊張で声が震えていたからでしょう

慣れないスーツに着られていたからでしょう

板書も何度も間違え、書き直しても何が書いてあるのか見えなかったからでしょう

大切な生徒の名前を何度も呼び間違えたからでしょう

質問を受けて返答に吃り、濁して逃げようとしたからでしょう

威勢の良い大声だけで逃げ切ろうとしたからでしょう

 

生徒からのため息の嵐。その落胆が手に取るように分かるのです。背中を向けている際に遠くから消しゴムを投げられました。クスクスという響き渡る声。授業が終わった後の「前の◯◯先生が良かった!もう来たくない!」という純粋で至極真っ当な悲鳴。今でもその地獄のような60分を思い出す度に寝付きが悪くなります。

 

ただ申し訳ないという気持ち

実にみっともないですが、帰路でずっと自分の無力さに泣いていました。親御さんから頂いている月謝で自分は取り返しのつかないことをしてしまった、多くの方の時間を奪ってしまったという罪悪感に苛まれていました。ここまで自分が無力だと思ってもみなかったことがより恥ずかしかったです。あの日ほど教員になることを辞めようと思ったことはありません。

しかし、明け方になっても、それでも教員になることが諦めきれませんでした。全ては自分のエゴ。できることをする。その想いだけでした。

 

噺を聴いて、話して、録音して、聴くの繰り返し

相手が誰であろうと空間を掌握できる人がいます。それは圧倒的な知識と準備力だけでなく、その場で最善の選択肢を選ぶことのできるカリスマ的資質です。一緒にいて心地が良いという演出能力と英雄的資質がある人です。

こういったスキルを先天的に持ち合わせている方も一定数いらっしゃると思いますが、大半の人間は平凡であると思います。凡人は努力で補う他ないのです。

 

最近、この手のお話で共感できたのは武井壮さんが専修大学で行った「大人の育て方」の講義でしょうか。ご覧になった方も多いかと思います。

www.youtube.com

 

私の場合は自宅から最寄り駅まで、大学の最寄り駅から大学までの徒歩の移動時間で授業の内容を独りつぶやいていました。傍から見ると実に気味が悪かったことでしょう。まだワイヤレスイヤホンでの会話がなかった頃です(笑)

先輩講師の授業や好きなラジオのDJ、噺家、さまざな芸能人に渡り、彼らの録音を参考にとにかく真似てみました。

歴の長い先生がこの部分だけを読まれると「授業は授業者が一方的に話すものではありません云々」と怒られてしまいそうですが、それでも、話術は持ち合わせていた方が良いでしょう。

 

細かく分けること、分けて分けて分析すること

ヘンリー・フォードは「小さな仕事に分けてしまえば、何事も特に難しいことはない」という格言を残しています。人前で話すことにおいてそれを体現されていたのが島田紳助さんでしょう。呼吸の回数、リズム・テンポ、オチの瞬間の声のキー…大御所の芸人の方々の行動を全て記録し分析されていたようです。

何を反省したのかを細分化して追求し体現することが大切です。自分の声の録音は恥ずかしいです。そうであっても、目の前の現象を素直に受け止めて、即時取り入れることが重要だと今でも思います。素直さが成長の鍵だと思っています。

 

あの子は授業を聞かない子

学校の教員になって、何度も感じた違和感が同僚のこの類の言葉でした。無論、どこまでいっても全体の場では平均的な指導しかできないことは理解できます。あの子は「特別」で授業を聞いてくれない子と割り切りたい気持ちも分かります。

しかし、そうであっても、教員から子どもへの実行に繋がらない愚痴は聞きたくないです。スタンスの問題です。

 

どうしたらあの子が私の授業に耳を傾けてくれるのでしょう。

 

最適解を問い続ける姿勢を持ってほしいです。それが愛だと、責務だと信じています。

 

授業準備が間に合わないなら

 先生方は授業の準備時間がとにかく足りないと不満を感じていらっしゃるのが分かります。雑務が増えていることは否めません。

 

ですが、やはり時間は捻出するものです。私がITに関心を抱いたのも、授業という本質に対して注力したかったからです。加えて、たまたまITに精通している方に出会えたことが理由です。準備が辛いという方は工数削減を極限まで実践されることを強く推奨します。

 

常に満員御礼の教室の有り難さ

生徒を「お客様」と見立てる視点も大事かと思います。ただ、この「お客様」という言葉に抵抗感を感じる方が多いことも事実です。とりわけ公立の学校では以前として学校教育はサービスではないという考え方が蔓延っているように思えます。もう一度サービスという言葉を是非多面的にみていただきたいです。

 

生徒を「お客様」と呼ぶかどうかは別にしても、彼ら彼女らが、無条件に、毎日、ほぼ毎回、自分の授業という場に足を運びに来る、その現象は異様で、外的な拘束力なくしては有り得ないこと、そう自分に言い聞かせるべきでしょう。一般的には先ずお客様を都度集めることから始まるのですから。

 

そうは言いますけど

偉そうに当たり前のことを綴っているかと思います。それでも私は本質的なことを支持したいです。

今日も多くの先生方が世を徹し読破した書籍をもとにどんな授業を展開しようかと生みの苦しみの中にいらっしゃることは知っております。絶え間なく実践と発信を繰り返される先生方には頭が下がります。(それは学校の先生に限ったことではなく、学校の外ではスピード感が全く違うことも事実なのですが)

校種によっても事情が全く異なるのも分かります。特別支援学校・小学校・中学校・高等学校で苦心されているポイントも違うことでしょう。

 

ただ、生徒の学校生活の大部分が授業であること、それは疑いの余地のないことです。ですから、ぜひ同僚の先生方に訊いてみていただきたいです。

 

授業楽しいですか

授業のどこに力を注いでいますか

あなたの授業にどれくらい価値がありますか

あなたの授業に何の意味がありますか

 

その周りの先生の返答によって大きく人生が転換するかもしれません。ぜひ、なぜ教員になったのかという原体験を、生徒へ、保護者へ、同僚の教員へ、あるいは転職先へ共有されることを願っております。私も追々更新してまいります。

ここまでお読みいただき感謝いたします。

 

 

学校を辞めたこと、これまでとこれからの奮闘を生々しく伝えたい

はじめまして。全くのブログ初心者です。手探りでブログを始めてみました。

 

 

自己紹介

私は公立の高校教員を勤め、途中で生死を彷徨うほど心と身体を壊すことを経験し、周りの多くの方々にご理解とご支援を賜り、卒業生を送り出し、彼ら彼女らに誓ってもう一度人生を見つめ直したいと決断し、その後一年間私立の常勤講師を勤めました。現在は現役教員の頃から関心が強かったIT企業へと転職をしております。そんな30歳手前の若輩者です。

 

ブログを始めるきっかけ

何か始めるきっかけは、往々にして何か大きな環境に伴う心境の変化が要因であるかと思います。

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私がブログを始めるきっかけ 下記の参照リンクのような理由です

https://www.davetanaka.net/entry/why-start-blog

 

総じて、私の場合の大きなきっかけとは、学校の教員を辞めたこと。

ブログを始めたのも、自分が見える世界を言語化してみたかったのです。なぜなら、現役教員時代では子どもたちに言語化すること、自分の人生は自分で決めることの大切さを、それを説いていたからです。

 

このブログは真っ直ぐな向上心を持って現在学校の先生をされている方、学校の先生から民間企業を始めとする他の職に転向しようと考えている方、あるいは、お子さんを持たれる方が「今学校の先生ってどんな想いで子どもに向き合っているのだろう」と学校の先生に関心を持たれる方に是非読んでいただきたいです。

 

Twitterのアカウントでも同様のことを発信しておりますが、間違っても私の目的は現在教員である方に転職を勧めることではありません。教員からの転職、その「決断」を後押ししてくれるようなリソースを期待されている方の意に沿うことはおそらくないかと考えます。

 

造ってしまった教員という職業像

そうは言いましても、今の学校の話題で最も関心が高いものを挙げると、8月15日にフジテレビで放映された「福井テレビ開局50周年記念番組 聖職のゆくえ~働き方改革元年~」にもあるように、「教員の過労」ではないでしょうか。

https://www.fujitv.co.jp/fnsaward/28th/ftb.html

試しに、YouTubeで「教員」を検索すると、以下のようなチャンネルが検索の上位にヒットします。

 

教員  採用試験面接

教員 ブラックすぎ

教員 多忙

教員 働き方改革

教員 給与明細

 


ブラック過ぎる教員の労働環境について【せやろがいおじさん 】

 

是非実際にこれらの動画数本を観ていただき感想や批判をいただきたいところですが、個人的にはNewsPicksで教員と調べる方がコンテンツは良質だと考えます。追々この中のコンテンツを引用して参ります。

https://newspicks.com/

 

 

私が書きたいのは単なる現場の誹謗ではありません。業務改善は現場が内省化すべきことです。流行りに乗ろうとするどこのだれか分からない人間が一義的に学校がどうのこうのと非難すべきことではないと思います。

ですから、教員という仕事への承認欲求を満たすことや教員という仕事の粗探しをすることが目的であれば私が今後綴るこのコンテンツの購読は推奨いたしません。

 

内省 〜これまでの感謝と今後の自分と未来の子どものために〜

これは私の内省を綴るものです。

 

世間を知らないまま教員として子どもにずっと向き合えるのだろうか。

では、俗に「教員は世間知らず」という言うけれど、世間とはなんだろうか

教員と世間が乖離しているという瞬間はどういうときなのだろうか

その世間は学校の中にいながらでも本当に味わえないのか

私はあのとき何ができたのか、何ができなかったのか

何と闘っていたのか、何から逃げたのか

これからどうしたいのか、社会が学校がどうあってほしいのか

 

そんな思いをこれまで抱え考えたこと。その雑多な、少々異色なキャリア観を持って、素直な心を忘れず更新して参ります。

 

最後に

ブログを綴る勉強を兼ねております故、皆様の建設的なご意見をいただければ幸いです。